Terran & 大きな樹

この画像の両側の絵が、同じお家へ旅立ちました。

023_670『銀河のこども』…左側

023_671『銀河とわたし』…右側

真ん中の絵は666『Terran』…テラン…この星のことです。


この絵を描いた時の事を少しお話してみようと思います。

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2022年に「Terran」(真ん中の絵)という絵を描きました。

遠い遠い…いつの事だか、

私が初めて「この星」来た時の情景の記憶です。

どうしてこんな遠いところに来てしまったのだろう?と、

期待よりも不安と孤独感で胸が締め付けられるようで、

独りぼっちで切ない思いに沈んでいたのです。

夜になり、辺りを見回すと、キラキラと星が降ってきたかのように遠くまで煌めいていました。

1人でうずくまって、なにか洞窟のような、洞穴のようなところから外の情景を見ていました。

美しいところだと思いました。


この情景は私が2000年にパソコンで絵を描き始めた頃から、

心の中にずっとありました。

幾度も思い出しては描いてみようと・・・。何枚か描きました。

そして2022年に「Terran」を描きました。


その翌年、大きな木を描きたくなり、

それが「銀河のこども」です。

大きな木もずっと描きたいテーマです。

そしてこの時はその木の幹に大きな洞(うろ)を描きました。

大樹の中に宇宙が拡がっているように思ったからです。

私たちは、大樹のような宇宙の中に浮かんでいる子供です。

みんなみんな、宇宙のこどもです。


この洞の中から外を見ていたのだろうか?

大樹の洞に抱かれて、

きらきら煌めく世界を夢のように見ているこども。

この2点「Terran」と「銀河のこども」・・・を描いて、

私の中の胸がキュッとなる記憶は、少し和らいでいきました。


大樹に抱かれて、

銀河のこどもたちはのびのびと世界を吸い込んでいきます。

その絵が「銀河とわたし」です。

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これは「私」にとってのお話しです。

                2025.9 Akiko Komai.

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